2005年販売台数3位 フィット
メーカー名:ホンダ
2005年のフィットの販売台数は125,894台。
2001年6月にロゴの後継車として登場した。優れた走行性能と低燃費の両立そして軽自動車を除くホンダの乗用車では最も小型でありながら広いラゲッジスペースを確保し、コンパクトカーのベンチマークの一つとして評されている。
センタータンクレイアウトと呼ばれる燃料タンクをフロントシート下部に配置したレイアウトを採用しており、このレイアウトにより同クラスのスモールカーを上回る広さを実現し、2002年には国内の車名別年間販売台数1位になった。 このプラットフォームは、のちにモビリオ、モビリオスパイク、フィットアリア、エアウェイブそして、欧州向け3代目シビック(3ドアおよび5ドアハッチバック)にも用いられている。
日本国外では北米、南米、中国で日本と同じ「フィット」の名称が使われているが、それ以外のヨーロッパ、東南アジア、オセアニア、中東、アフリカなどでは「ジャズ」の名称で販売されている。なお車体後部に取り付けた「Fit」ロゴの「i」の上の点部は1.3Lモデルは赤、1.5Lモデルは青と分けて使用された。
搭載されたエンジンは、L13A型 1.3L SOHC i-DSI(86PS/12.1kgf·m)で、トランスミッションはホンダマルチマチックSと呼ばれるCVTのみの設定であったが、後ほど5速MTも追加された。
2005年の改良点など
4月14日:両腕が不自由な人向けに両足で運転できる足動運転補助装置「Honda・フランツシステム」搭載車を設定した。
12月8日:マイナーチェンジをおこなった。俗に言う「後期」モデルである。
フロントグリル、前後ランプ系周りを変更した。スポーティーグレードの「1.3S」、「1.5S」は、フロントディスクブレーキ径を14インチに拡大し、リアディスクブレーキ(それ以前は、1.5L FFのみメーカーオプション)と15インチアルミホイールを標準装備化するなどより差別化が図られ、4WD車が廃止された。
また、キーレスシステムが「Hondaスマートキーシステム」となり、「1.5W」に標準装備、「1.3/1.5S」と「1.3W」にオプション設定された。また、「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆☆)」を全タイプに拡大認定された。ボディカラーは4色が追加された。