2006年販売台数30位 ウイングロード
メーカー名:日産
2006年のウィングロードの販売台数は35,507台。
サニーをベースとしたステーションワゴンであり、1996年にそれまでのサニー・カリフォルニアとADバンの乗用仕様であるADワゴンを統合、外板パネルを大幅に変更し、リアオーバーハングを延長するなど、大掛かりなマイナーチェンジを施した新規車種として登場したが、室内空間の狭さなどが原因でこの時の評判は芳しいものではなかった。
1999年にフルモデルチェンジされたものの、市場の評価は好転せず、2001年に行われたマイナーチェンジで外観を一新し、3代目(P12型)プリメーラにも似た「鋭い目付き」のヘッドランプを採用し、毎月販売台数で20位以内にランクインされるようになった。国産の小型ステーションワゴンの分野に於てはトヨタのカローラフィールダーと人気を二分する。
また、現行のY12型はC11型ティーダをベースに開発され、ニュージーランドでも販売されている(先代のY11型も「パルサーワゴン」の名で販売されていた)。2007年6月に3ナンバーステーションワゴンの不振によってステージアが生産終了したことにより、 現在では同社の日本国内ラインナップの中で唯一のステーションワゴンとなっている。
Y11、Y12型は共に茨城県警察に警邏用パトカーとして県費導入されているほか、自衛隊においても業務車1号として導入実績がある(Y11後期型2000ZX。Y12型も導入されている)。また、東京都内では過去にY10型がタクシーとして、現在はY12型がハイヤーとしての導入実績がある。
2005年11月14日にフルモデルチェンジが行われたため、2006年モデルは3代目となります。
搭載するエンジンは直列4気筒DOHC 1.5L HR15DE型、および1.8L MR18DE型の各ガソリンエンジンの2機種。マーチ、ティーダと同様、4WDシステムはe-4WDを採用する。SHIFT_ワードは「SHIFT_FUNction」(後にSHIFT_functionに)、機能で遊びをシフトする。
「functionにFUNという文字が隠れているように、たくさんの機能 (function) から遊び (FUN) を作り出す。」としている。1800cc車のミッションは6速マニュアルモード付きで、V36スカイラインと同様にパドルシフトも付いている。
2006年の改良点など
5月29日:ライダーシリーズに「ライダーα II」を追加。インテリジェントキー、専用スポーティフロアカーペットなどを装備した。
9月11日:特別仕様車「スタイリッシュセレクション」、「Vセレクション」を発売。スタイリッシュセレクションはルーフスポイラーやフォグランプなどを装備し、Vセレクションは、インテリジェントキー、プライバシーガラスなどを装備した。
12月25日:一部改良。HDD方式カーウイングスナビゲーションシステムをオプション設定し、HR15DEエンジンとCVTの見直しにより、燃費向上。