2007年販売台数6位 エスティマ
メーカー名:トヨタ
2007年のエスティマの販売台数は74,234台。
エスティマ(ESTIMA)は、トヨタ自動車が1990年から生産する大型ミニバンである。
初代はトヨタ自ら「天才タマゴ」と呼んだ卵型の丸みを帯びた外観が印象的であり、ミニバンを代表する車種である。
2007年モデルは2006年にモデルチェンジした3代目。
先代のような販売店による区別がなくなり、車名が「エスティマ」に統一されたが、車両型式の末尾に付される車種グレードごとの細分記号は販売店で異なる。
エクステリアデザインは2代目の正常進化型だが、ヘッドランプは涙目風のデザインを採用し、より精悍な印象となった。また、三角窓を継続して採用したほか、全てのピラーをブラックアウトし、ルーフが浮いているようなイメージの「フローティングルーフ」となっている。また、2代目はウィンカーにサイドマーカーを採用していたが、3代目ではそれがなくなり、代わりにサイドターンランプが付いたミラーが標準装備となった。
インテリアデザインはセンターメーターこそ継承したものの、2代目とは打って変わって、直線基調で広がり感のあるデザインとなっている。 また、シーケンシャルシフトマチックも搭載された。
エンジンは新開発の2GR-FE型3456cc・V6DOHCの280psと国産ミニバン、および前輪駆動車で初の280ps達成。 また、2362cc・直4はモデルチェンジを機に170ps・22.8kgmとパワーアップした。ハイブリッドでは燃費は20km/lに向上した。
プラットフォームは、フロントがRAV4などに採用の新MCプラットフォームを使用し、リアは専用設計である。なお、このプラットフォームは2代目アルファード/初代ヴェルファイアと共通である。
シートタイプはこれまで通り7人乗りと8人乗りが設定されるが、3列目シートは2代目のチップアップ式とは異なり、床下収納式となっている。また、7人乗りならスーパーリラックスモードが使える。それは3列目のシートを収納した状態で2列目のシートを最後尾までスライドさせれば、まるでリムジンのような広大なスペースが生まれるシートアレンジ。一方の8人乗りには2列目シートにチップアップ機能を備え、床下に収納できる3列目シートを活用して広大な積載スペースを確保することができる。
2007年の改良点など
4月25日:独立行政法人「自動車事故対策機構」より2006年度の自動車アセスメントで自動車アセスメントグランプリを受賞した。