2008年販売台数6位 セレナ
メーカー名:日産
2008年のセレナの販売台数は72,927台。
セレナ (SERENA) は、日産自動車が販売するミニバン。そのルーツは1969~1970年登場のダットサン・サニーキャブ/日産・チェリーキャブにまで遡る。初代には商用モデルの「カーゴ」もあった。C25型以降は「ランディ」としてスズキへOEM供給されている。
2008年モデルは2005年にフルモデルチェンジされた2代目。
SHIFT_ワードは、「SHIFT_capacity 1BOXの可能性をシフトする。」。
ラフェスタと同様、ルノーと共通の日産・Cプラットフォームを用いる。このモデルからリヤブレーキが従来のドラムブレーキからディスクブレーキに、サスペンションはフロントがストラット、リヤは2WDがトーションビーム、4WDはマルチリンクとなる。シフトレバーは競合車種と同様、インパネ式に変更された。他社の同クラス車種でもホイールベースは2,800mm台に達しているが、セレナは同クラス最長の2,860mmである。
エンジンは2.0Lのみとなり、MR20DE型に置換。「エクストロニックCVT」との組み合わせによりシャープなレスポンスとなめらかな加速、低燃費を実現したことで「平成22年度燃費基準+5%」を達成した。
グレード体系は「20S」・「20RS」・「20G」・「20RX」の4グレードに整理。グレードにより異なるフロントグリルとなり、「20S」・「20G」はメッキ処理を施したワイドですっきりとしたデザインに、「20RS」・「20RX」はバンパーやフードとスムージングしたボディ同色のデザインとなった。
併せて、オーテックジャパン扱いのカスタムカー「ライダー」もフルモデルチェンジを行い、スモークメッキのフロントグリル、専用チューニングサスペンション、ブラック基調のインテリアを採用し、よりスポーティー感を高めた「ライダーS」を追加した。
生産は日産車体が担当。香港にも輸出され、中国においては、東風汽車との合弁企業である鄭州日産(河南省)が現地名「帥客」として発売している。
2008年の改良点など
5月7日:2007年国内新規登録台数がミニバン部門で1位となったことを記念して、「20S」をベースに本革巻3本スポークステアリングを装備した特別仕様車「20S ナンバーワンエディション」と同仕様に「専用ナビパッケージ」を追加した「20S ナンバーワンエディション ナビパッケージ」を発売(同年9月末までの期間限定販売)。ボディカラーはホワイトパール3コートパール、スーパーブラック、ダイヤモンドシルバーメタリックの3色を設定する。
7月1日:オーテックジャパン扱いの特別仕様車「20S ナビプラスステップセレクション」を発売。助手席側に新開発の「スタイリッシュステップ」を採用。幅広い層に便利な乗降補助としての機能を持ちつつ、格納時はサイドシルプロテクターとなる画期的な装置である。助手席ドア・助手席側スライドドアの開閉と連動してステップも開閉するようになっており、切り替え機能によりドア開閉と非連動にすることも可能である。さらに、専用HDDナビゲーションシステムや後席専用モニター等を装備し、充実した仕様とした。
12月18日:「ハイウェイスター」をベースに、両側リモコンオートスライドドアとバックドアオートクロージャーを装備した特別仕様車「ハイウェイスター Vセレクション」を発売。
併せて、既存グレード(オーテックジャパン扱いのグレードを含む)において一部改良を行い、地上デジタルチューナーに12セグ/ワンセグ自動切換機能を搭載したカーウイングスナビゲーションシステム(HDD方式)をメーカーオプションに追加(「ハイウェスター アーバンセレクション」は標準装備)し、4WD車の全グレード及び「ハイウェイスター アーバンセレクション」の2WD車に寒冷地仕様を、「20G」にバイキセノンヘッドランプ+アクティブAFSを、「20S」・「ハイウェイスター」及びオーテックジャパン取扱の全グレードにインテリジェントエアコンシステムをそれぞれ標準装備化し、装備の充実を図った。