2009年販売台数9位 ヴォクシー
メーカー名:トヨタ
2009年のヴォクシーの販売台数は71,426台。
ライトエースノアの後継車種として姉妹車のノアと同時に発売された。ノアとは対照的にスポーティな印象を持つ一方で、ノア同様スライドドアを両側に設けている。
当初は8人乗りのみであったが、2004年のマイナーチェンジでCVT(無段変速機)、5人乗りグレードなどが導入された。
直列4気筒2.0L自然吸気のエンジン(1AZ-FSE)を前輪あるいは4輪で駆動する。エンジンにはトヨタの直噴システムであるD-4を採用しており、前期型では希薄燃焼を利用するものであったが、後期型ではCVTの採用とあわせて基本的に理想空燃比で燃焼を行うストイキD-4に改められており、排ガスレベルを低減している。
ノア同様、センターメーターを採用している。
基本的に日本国内専用車であるが、左ハンドル車も受注生産車扱いで販売されている。
2009年モデルは2007年6月27日にフルモデルチェンジが行われた2代目。
先代のキープコンセプトによりセンターメーターも引き続き採用されている。また、この2代目では、「バルブマチック」という、新システムを採用したエンジンがZSに初めて搭載された。
また、燃費性能が大幅に向上され、全車「平成22年度燃費基準+20%」を達成(現在は全グレードの2WD車とZSの4WD車は「平成22年度燃費基準+25%」を達成)。ボディーサイズは、基本的に先代と同じく5ナンバーサイズを保っているが、ZS、Zはライバルの日産・セレナ(ハイウェイスター、ライダー)やシャーシを共用しているアイシス(プラタナのみ)同様にワイドタイヤの装着によって全幅が1,720mmに拡大し、3ナンバー車となる。ZSにはアイシスに続きトヨタのミニバンとしては2車種目(ノア/ヴォクシーを合わせて1車種とした場合)となるパドルシフトが装着される。
さらに、サードシートにはワンタッチで折りたたみから跳ね上げまで出来る世界初の「ワンタッチスペースアップシート」を採用した。また、フロントグリルのエンブレムも専用仕様から、ネッツ店専売車種(ヴィッツなど)に与えられるNをモチーフにしたものに変更された。
2009年の改良点など
6月8日:前回の「ZS 煌」をさらに進化させた特別仕様車「ZS 煌II」を発売。「ZS 煌」のデュアルパワースライドドア、メッキ加飾(ハンドル・ドアミラーなど)に加え、3つのスピーカーとアンプを追加しより質の高いサウンド空間にしたほか、ステアリングオーディオスイッチやコンライトが新たに装備され、利便性も向上された。