2010年次 RJC カー オブ ザイヤー IMPORT(インポート) アウディ Q5
メーカー名:アウディ
2010年次 RJC カー オブ ザイヤー IMPORT(インポート)を受賞したのは、2006年に新型車として発売が開始された初代モデルとなります。
Q7に継ぐ2番目のSUVとして開発されたもので、同社のA4 B8同様、フォルクスワーゲングループ・MLBプラットフォーム(MLB platform)を用いている。このプラットフォームは縦置きFF用をベースとしながら、可能な限りフロントオーバーハングの寸法と、フロントへの荷重の偏りを抑えた設計であり、オフロードカーで重要となるアプローチアングルの確保にも寄与している。さらに最低地上高やESPの制御も、Q7に比べ、よりオフロードに適したものとなっている。
日本向けのエンジンはガソリンのみで、3.2LV型6気筒 FSI(直噴)と2.0L 直列4気筒 TFSI 直噴ターボの2種類。最高出力では3.2Lが270PSと上回るものの、最新世代の2.0TFSIエンジンは35.7kgf·mという最大トルクを1,500 – 4,200rpmにわたって発生しており、3.2Lのそれを上回っている。
受賞理由
走りの楽しさと環境性能の両立は必ずしも簡単なことではない。アウディQ5はこれを高い次元で実現した。エンジンは2L、3.2Lともに直噴でもともともと環境性能が高い。性能的には2Lで十分だが、3.2Lの全体的バランスのよさも捨てがたい。VW&アウディの7速DSGも文句なし。SUVとしては乗り心地も良いし、ハンドリングもトップレベル。世に自然さをアピールするSUVは多いがQ5はまさにその典型的な例といえる。