2003年販売台数26位 bB
メーカー名:トヨタ
2003年のbBの販売台数は40,820台。
初代ヴィッツとプラットフォームを共有し、エンジンは1300ccと1500ccの2種類が設定された。スタイルは箱型のアメリカンなもので、20歳代の男性をターゲットにした車種だが、箱型のボディ形状からなる広い室内や車体前後の見切りのよさなどもあって、幅広い層のドライバーから人気を得た。
なお開発にあたってはベースの初代ヴィッツが存在していたこともあり試作車を製作せず、CGで作成されたバーチャルクレイモデルを用いた「フルデジタル設計」で製作されている。
bBは当初からカスタマイズされることを想定していたため、多くのメーカーからbB用のエアロパーツがラインナップされ、さまざまな形にカスタマイズされている。最近では初代モデルをベースに、全長をストレッチしてリムジン仕様に改造されたモデルまで出現している。ちなみにリムジン仕様は、沖縄県の宿泊施設で宿泊客送迎用に使われている。
2003年の改良点など
1月8日:販売不振により同年3月末で「オープンデッキ」を生産終了するにあたり、ベース車では設定されていない「ペールブルーマイカメタリック」をボディカラーに設定した特別仕様車「オープンデッキ オーシャンズバージョン」を発売。
4月8日:マイナーチェンジ。バンパーを60mm大型化し、ハニカムメッシュタイプのフロントバンパーグリルやアンダースポイラーを追加。リアライセンスプレート(ナンバープレート)をバンパー付けからバックドア付けに変更し、大型カラードリアライセンスガーニッシュを装備。
ボディカラーはオレンジメタリック、ダークグレイッシュオリーブメタリック、ダークブルーマイカ、ブラックマイカの4色を追加した7色に整理。内装ではステアリングホイールやインパネクラスターのデザインを変更し、イルミネーテッドエントリーやバックドアハンドルに内蔵されたスイッチを軽く押すだけであけることができる電気式バックドアオープナー、ティッシュペーパーボックスをそのまま収納できるセンターロアボックスを全車標準装備し、フロントウィンドウには肌への刺激を軽減する赤外線カットガラスを採用。
また、「Z Xバージョン」の2WD車にはVSC&TRCをオプション設定に追加し、「X Version」にはディスチャージヘッドランプを採用。さらに、新グレードとして、「S」をベースにUVカット機能付プライバシーガラス(リヤドア・クォーター・バックドア)、電動格納式リモコンカラードドアミラー等を装備した充実仕様「S W Version」を追加した。
8月21日:「Z」をベースにディスチャージヘッドランプとワイヤレスドアロックリモートコントロールのメインキー2本を装備しながらもベース車と同一の価格設定にした特別仕様車「Z HIDセレクション」を発売。