2004年販売台数26位 プレミオ
メーカー名:トヨタ
2004年のプレミオの販売台数は35,766台。
トヨタの伝統的なセダンコロナの後継車。
“プレミオ”の名は 最終型のコロナでは“コロナプレミオ”としてサブネームとしていたが、T240型から“コロナ”の冠が取れ、単独で“プレミオ”となった。
プレミオ初代モデルの販売にあたり キャッチコピーに「コロナの新しい成熟」と“コロナ”の冠名を入れたことや、最終型コロナからの段階的な車名変更をしたことなど、姉妹車アリオンとカリーナの場合と異なり、プレミオはコロナの系統色をより明確に表現している。
アリオンと姉妹車として、基本的設計・仕様を共有する。アリオンと同様、MT車が設定されない。
エクステリアは差別化され、スポーティでコンテンポラリーな仕様・設定のアリオンに対し、プレミオはシニアユーザーの嗜好を加味した上質感のあるクラシックな仕様・趣きが与えられている。 車種の性格から アリオンとは異なり、プレミオにはディーラーオプションなどでのエアロパーツやローダウンスプリングといったドレスアップ用アイテムは用意されていない。
プレミオの特長は、5ナンバーサイズでありながら 2001年当時としてはクラス最長の2,700mmのホイールベースを活かした広い室内である。リヤシートは ハッチバックやワゴンのようにダブルフォールドで倒すことにより トランクルームと後席スペースをつなげてフラットな荷室を設定できるうえ、リクライニング機構を備えている。ベースとなったのは、V50型ビスタから採用されたトヨタ・MCプラットフォームの改良型である。
2004年の改良点など
4月19日:「1.5F/1.8X」をベースに「Lパッケージ」の装備とディスチャージヘッドランプ等を装備し、高級感を向上した特別仕様車「Lパッケージ・プレミアムエディション」を発売。
12月20日:マイナーチェンジ。
フロントデザインをよりエレガントさと力強さを融合したスタイルに変更。15インチアルミホイールを新デザインに変更し、4色のボディカラーを追加。
内装ではアイボリーの配色を明るめの色調に変更。装備では車速感応式ドアロック、ガラスプリントアンテナ、花粉除去タイプのクリーンエアフィルター、天井照明付バニティミラーなどを標準装備するほか、一部グレードにはマルチインフォメーションディスプレイ、ゲート式シフトレバーノブ、雨滴感知機能付フロントワイパーなども装備され、オプション装備のDVDボイスナビゲーション付ワイドマルチAVステーションをG-BOOK対応モデルに変更した。
また、排出ガスのクリーン化により1.8L・2WD車は「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆☆)」を、2.0L車は「平成17年基準排出ガス50%低減レベル(☆☆☆)」をそれぞれ取得。また、シートベルトの非着用時にランプとブザーで警告するシートベルトリマインダーも全車標準装備された。