2009年販売台数10位 ノート
メーカー名:日産
2009年のノートの販売台数は65,745台。
マーチなどにも採用されるBプラットフォームをベースに、ホンダ・フィットの対抗車として開発された。初代型は、フィットとは異なり、当初は1.5Lエンジンのみが用意され、他の1.5Lクラスの車よりも価格が安く設定されている。また、2008年10月には1.6Lエンジン搭載グレードも追加された。 ボディデザインはスカイラインをデザインしたチームと同じチームが担当。 日産の世界戦略車に位置付けられている。
なお、日産の車両型式の基準では新型車は末尾の数字が0となることが多いが、E10はチェリーで使われていたため、初代型はE11となった。このことに関して、中村史郎常務は「Cピラーにそこはかとなく面影が…」と語っている。
2004年9月2日、ムラーノの発表会においてラフェスタなどとともに先行公開されるが、同車のみ量産試作車が間に合わず、モックアップでの発表であった。同月、パリサロンでノートをベースとするコンセプトカー「トーン」 (Tone) を出展。
2005年1月20日、日本での販売を開始。月間販売目標は8,000台。販売開始当初は1.5L車のみで、「15S」・「15S Vパッケージ」・「15E」・「15RX」・「15S FOUR」・「15S FOUR Vパッケージ」・「15E FOUR」の7グレードを設定。また、オーテックジャパン扱いの特別仕様車「ライダー」も同時発売。「15S」系の4グレードをベースに、メッキパーツや3Dニット地の専用シートなどを装備し、スポーティ感を演出した仕様とした。
2009年の改良点など
2009年モデルイヤー:欧州仕様車がマイナーチェンジ。フロントグリルは日本仕様車と同一のデザインとなり、フロントバンパーやテールライトのデザインも変更された。
4月23日:1.5L・2WD車の燃費性能を向上し、「平成22年度燃費基準+25%」達成。また、「15RX」にはSRSカーテンエアバッグシステムが標準装備となった。ボディカラーには新色のクリスタルライラックチタンパールメタリックを設定し、「15RS」、「15RX」、「16RZ」専用色だったフランボワーズレッドツートンパールを他のグレードに拡大設定するなどの仕様変更を行った。
7月:オーテックジャパン扱いの「ライダー」・「ライダー ハイパフォーマンススペック」で価格改定を行った。
10月20日:オーテックジャパン扱いの「ライダー」・「ライダー ハイパフォーマンススペック」をベースに、HDDナビゲーションシステムを装備した特別仕様車「ライダー プラスナビHDD」・「ライダー ハイパフォーマンススペック プラスナビHDD」を発売。
12月17日:「15X」・「15RS」をベースに、エアロパーツや専用クロームメッキグリルなどを装備し、スタイリッシュで魅力のある仕様としながらも価格を低く抑えた特別仕様車「15X/15RS aero style」を発売。本仕様車はオーテックジャパン扱いとなる。