2010年販売台数6位 パッソ
メーカー名:トヨタ
2010年のパッソの販売台数は89,373台。
パッソ(PASSO)はトヨタ自動車が販売する小型ハッチバック型自動車。
ダイハツ工業との共同開発による車種で、企画は主にトヨタ、開発と生産は主にダイハツによって行われている。そのため、ダイハツ・ブーンとはバッジエンジニアリングによる双子車ではあるが、OEM関係にはない。
2010年2月15日に初のフルモデルチェンジが行われているため、2010年モデルはほぼ2代目モデルとなります。
商品企画の段階から女性スタッフが中心となって、女性目線でのクルマ造りに取り組んだ。初代パッソはモデル末期でも月に平均5000台以上売れた人気車であったため基本的にはキープコンセプトで2代目も造られており、初代とプラットフォームもホイールベースもほぼ同じであり、またエントリーモデルということもありこのクラスでは年々拡大傾向にあった車幅も先代と同じ寸法に据え置かれている。
今回は気取らないシンプルなデザインの中に安心感や親しみやすさを追及したノーマルタイプの「パッソ」と専用フロントバンパーやシャンパン塗装のアウトサイドドアハンドルやドアミラー、専用書体エンブレム、クリアタイプのリヤコンビネーションレンズなどを採用し、上質感を追求した「パッソ+Hana(プラス ハナ)」の2つのタイプを用意した。
ボディカラーには「ウグイスメタリック(ブーン、bB等、他車での名称は「ライトグリーンメタリック」)」や「キナコメタリック(ブーンでの名称は「パウダリーベージュメタリック」)」「ユキ(ブーンやムーヴ、タント等、他車での名称は「ホワイト」)」「アズキマイカ(bBでの名称は「ダークレッドマイカ」)」など親しみ感溢れる名称を設定。内装色は2タイプで異なり、「パッソ」はベージュ系の「キナリ」を、「パッソ+Hana」はブラウン系の「チョコ」をそれぞれ採用。また、「パッソ+Hana」にはフロントベンチシートを採用している。室内にはパナソニック電工製の「ナノイードライブシャワー」を装備(販売店装着オプション、全グレードで装備可能)。
また、フロントピラーの形状を見直して細く見せ、ヒップポイントを10mm上げてベルトラインを低く設定したことでより良好な視界を確保した。また、最小回転半径4.3m(13インチタイヤ装着時)と取り回しの良さを継承した他、助手席リバース連動ドアミラー(1.0X L Package、1.3G)やバックモニター(1.0 V Packageを除く全グレードでメーカーオプション)も設定し、運転のしやすさにも配慮された。
2010年の改良点など
2月15日:フルモデルチェンジして同日より販売開始。ただし、大規模リコール問題を受けて発表会は自粛となった。
5月:1.0L 1KR-FE車が、低速加速時やバック時などにエンジンストップするおそれがあるとして、自主回収を発表。原因は燃費改善のためのアイドリング時のエンジン回転数を下げたためと発表されている。
9月29日:「1.0X」をベースに、前席にベンチシート(センターアームレスト・アクティブヘッドレスト付)を採用すると共に、イモビライザー機能付キーフリーシステム、リアワイパー、助手席シートアンダートレイ、運転席シート上下アジャスター、6:4分割可倒リアシート(リクライニング機構付)を装備し、使い勝手の良さを高めた特別仕様車「1.0X Yururi(ユルリ)」を発売。ボディカラーは「+Hana」専用の「アズキマイカ」を含む9色を設定。同時に「+Hana(Cパッケージを含む)」にイモビライザー機能付キーフリーシステムのオプション設定を追加した。