2010年販売台数24位 エクストレイル
メーカー名:日産
2010年のエクストレイルの販売台数は36,898台。
エクストレイル (X-TRAIL) は、日産自動車が製造・販売するミドルサイズのSUV型の乗用車。
1997年の第32回東京モーターショーに出品されていたトレイルランナーをルーツとし、そのコンセプトを昇華して市販化した車がエクストレイルである。一部ではラシーンフォルザの後継とも云われているが、車格やコンセプトが全く異なるため、「全くの新車種として登場」という表現が正しい。
2007年8月22日にフルモデルチェンジが行われたため、2010年モデルは2代目となります。
プラットフォームは日産・Cプラットフォームを使用し、エンジンは2000ccのMR20DEと2500ccのQR25DEが設定され、4WDの20Xにはシリーズ唯一となる6MTの設定がある。同時に、20S・25Sをベースとしたオーテック扱いのアクシスもラインアップされている(ただし、ハイパールーフレールのオプション設定はない)。アクシスには専用色としてシャンパンゴールドも設定される。なお、ターボ車は平成17年排出ガス規制に適合しないためフルモデルチェンジを機に廃止された。2008年9月にはルノーと共同開発した2000ccターボのクリーンディーゼルが追加された。
4WD仕様のメカニズムは「オールモード4X4-i」と呼ぶシステムを搭載した。フルタイム四輪駆動と名称が紛らわしいが、システムとしてはセンターデフを持たない一般的なスタンバイ式四輪駆動となっている。メーター類に関しては初代はセンターメーターだったが2代目はごく一般的な運転席前に移動した。また初代で樹脂製だったフェンダーは生産性を向上させるため廃止された。
2010年の改良点など
7月8日:マイナーチェンジを発表(7月16日販売開始)。
フロント周りが“X”を強調した従来の「20GT」に近いデザインに統一されると共にヘッドライトのデザインも一新。また、リアコンビランプの配色を変更すると同時に、ブレーキランプ部分をLEDに変更した。足回りについては「20S」・「20X」の17インチアルミホイールのデザインとタイヤサイズを変更し、「20GT」は従来設定されていたドライビングギアと同じデザインの18インチアルミホイールを新採用。
ボディカラーも「ヒマラヤンカーキー」など新色2色を含む7色を設定した。インテリアでは大径メーター中央に瞬間燃費計やメンテナンス必要時期などを表示する車両情報ディスプレイを採用し、ピラー内装色とクロスシートの素材も変更した。また、4WD・CVT車に路面状況や坂の勾配に応じて走行速度を設定できるアドバンスドヒルディセントコントロール(速度設定機能付)を採用し、全車に保温保冷機能付グローブボックス、インテリジェントキー+エンジンイモビライザー(「20S」を除く)、後席中央3点式シートベルト&ヘッドレスト(前者についてはGTは従来から標準装備済)を新たに標準装備した。
グレード体系も見直され、ガソリン車はベーシックグレードの「20S」を4WD車のみに、充実グレードの「20Xtt/25Xtt」はグレード名を「20X/25X」に戻し、「20X」の4WD車はCVTのみとなった。クリーンディーゼル車の「20GT」には新たにマニュアルモード付6速AT車を設定した。
また、オーテックジャパン扱いの特別仕様車は従来の「AXiS(アクシス)」に替わり、「エクストリーマーX」を設定した(8月23日販売開始)。本グレードはSUVとしての存在感・重厚感とオフロード走行時などの車両下部の保護を兼ね備えるフロントオーバーライダー・フロントアンダーカバーや大型フォグランプなどの外装パーツを装備。また、HDDナビゲーションを追加装備しながら価格上昇分を抑えた「エクストリーマーX プラスナビHDD」も設定した。