2011年販売台数27位 インプレッサ
メーカー名:スバル
2011年のインプレッサの販売台数は21,669台。
インプレッサ(IMPREZA)は、スバルブランドを展開する富士重工業が生産・販売する乗用車、ラリーカーである。1992年に発売を開始。
レガシィの下位モデルという位置付けで登場し、世界市場=特にヨーロッパにおけるCセグメント市場を狙ったスバルの世界戦略車としての役割も担っている。後述するが、日本車としては1代1代のモデルサイクルが長いことでも知られるが、3代目から4代目へのフルモデルチェンジは4年6ヶ月の異例の短スパンで行われた。
2011年モデルは2007年6月4日にフルモデルチェンジが行われた3代目モデルとなります。
商品コンセプトを「新快適スタイル」とし、4ドアセダンと先代までに存在したスポーツワゴンに代わって登場した5ドアハッチバックの2モデルとなった。ただし、日本では5ドアハッチバックの販売が先行し、4ドアセダンは約1年遅れて市場に投入された(2008年10月8日)。
なお、いずれのモデルも全幅が1,700mmを超えるので3ナンバーとなる。シャシーは、BL/BP型レガシィのプラットホームを基にした「SI-シャシー(Subaru Intelligent Chassis)」を新たに採用し、リアサスペンションの形式が従来のストラット式から新開発のダブルウィッシュボーン式へと変更された。ドアも従来の枠なしドアから、枠付ドアに変更された。
エンジンについては、1.5Lモデル「15S」はEL15型DOHC16バルブ、2.0Lモデル「20S」はNA仕様がEJ20型SOHC16バルブであり、ツインスクロールターボ仕様「S-GT」がEJ20型DOHC16バルブである。これに伴い、既存の1.5LのEJ15型SOHC16バルブエンジンは廃止された。この3代目から、日本国内向け2.0Lターボ車のグレード名は「WRX」から「S-GT」となったが、日本国外モデルのターボ車(全て2.5L)は先代同様「WRX」のグレード名を使用する。
2011年の改良点など
11月24日:特別仕様車「WRX STI A-Line type S」・「WRX STI S206」を発売。前者は「WRX STI A-Line」をベースに、新デザインを採用したハイラスター塗装の18インチアルミホイール、アルカンターラと本革のバケットタイプフロントシート、助手席8ウェイパワーシート、本革製のリアシートセンターアームレスト、アルカンターラ製のフロアコンソールリッドとドアアームレストを装備、さらに、4ドアタイプには大型リアスポイラーも装備された。
また、オプションとして、レバー式運転席シートリフター付きRECARO製バケットタイプフロントシートを設定した(本オプションを装備した場合、助手席8ウェイパワーシートは非装備となる)。後者は4ドアタイプをベースに、スバルテクニカインターナショナルが運動性能を向上させ、専用内外装を備えたコンプリートカーで、具体的にはボディやエンジンにチューニングを行うとともに、専用大型フロントアンダースポイラー、専用フロントフェンダーアウトレットグリル、STI製トランクスポイラー、専用高級革巻ステアリングホイール、専用RECARO製バケットタイプシート、専用シートベルトなどを装備している。
なお、2012年5月7日受注分までの300台限定販売であるが、このうち、同年6月のニュルブルクリンク24時間レースでのSP3Tクラス優勝を記念し、カーボンルーフや専用ドライカーボン製リアスポイラーなどを追加した「NBR CHALLENGE PACKAGE」については、発売当日に販売予定台数(最大100台)に達してしまったため、設定されていた受注期限を待たずに当日のうちに販売終了、また「WRX STI S206」についても12月7日で予定生産分の300台すべてが完売となった。